2020年2月2日に日本向けのXiaomi新商品発表会がありました。日本市場投入の新機種はどんな機種なのか、まとめてみました。Redmi Note 9TもRedmi 9Tも、すでにグローバル市場では販売されている機種ですが、日本向けになっているポイントなどもありました。
Redmi Note 9T/Redmi 9Tの価格は?販売ルートは?
2機種ともSIMフリーでの販売か?と思っていたのですが、Redmi Note 9Tの方はSoftBankでの限定販売となっています。
Redmi Note 9T | Redmi 9T | |
価格 | ソフトバンク直営店価格 19,637円 | 15,900円 |
日本でも大ヒットしたRedmi Note 9Sと比べても安くなっています。この価格は…勝てるメーカーいるのだろうか?と言える程の価格です。しかも、安かろう、悪かろうにならない内容になってます。
Redmi Note 9T/Redmi 9TのSoC
Redmi Note 9Tは日本初登場になるMedia Tek製のDimensityシリーズが搭載されています。Redmi 9TはOPPOの人気機種A73と同じSoCが搭載されています。
Redmi Note 9T | Redmi 9T | |
5G通信 | 対応 | 非対応 |
SoC | Dimensity800U | Snapdragon662 |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 64GB | 64GB |
参考:Antutu ベンチマーク | 340,000 | 182,000 |
Dimensityシリーズは5G対応で省電力性に優れたSoCです。Qualcommの5G対応Snapdragonよりも安価な機種に搭載されますが、機能は十分です。グローバルスマホではDimensity搭載の機種が増えてますので、今後は日本発売のスマホにも搭載機が増えるでしょう。
Redmi 9TはOPPO A73と同じSoCが搭載されています。通常利用には問題ないですが、マルチタスク、重たい処理だと多少もっさりするシーンがあるかもしれません。機能的には競合がA73になりますが、A73の希望小売価格が2.8万円であることを考えると1.6万円のRedmi 9Tはホントに安いです。
DimensityとA73には関連記事がありますので、こちらもご参考ください。
関連記事:OPPO国内初のeSIM対応スマホ A73を発表。Reno3 Aとの違いは?
関連記事:MediaTek製の5G向けSoC「Dimensityシリーズ」搭載機種は?
性能に関するポイントでは、Redmi Note 9Tには4×4MIMO(フォーバイフォーマイモ)が導入されています。一般的なスマホは2×2MIMO方式になっています。
4×4MIMOとは、基地局のアンテナとスマホのアンテナを4本ずつ使うことで受送信データ量を増やす技術です。Redmi Note 9Tは4つのアンテナが搭載されていて手でアンテナをさえぎってしまうことなく、スムーズな接続で、遅延もなくす設計になっています。
この4×4MIMOの技術自体は2018年発売のSHARP AQUOS Rにも導入されているので、新しい技術ではないのですが、これが高速通信の5Gスマホに搭載されていることはアピールのポイントになりそうです。
その他のスペック
Redmi Note 9Tの重さが公表されてなかったので、重さはグローバル版のものを記載してます。日本向けに多少変更がある可能性があります。
Redmi Note 9T | Redmi 9T | |
ディスプレイ | 6.53インチ 液晶FHD+ | 6.53インチ 液晶FHD+ |
解像度 | 2340×1080 | 2340×1080 |
バッテリー | 5000mAh 15W急速充電 | 6000mAh 18W急速充電 |
重さ | 199g(グローバル版) | 198g |
リアカメラ | メイン:48MP マクロ:2MP 深度:2MP | メイン:48MP 広角:8MP マクロ:2MP 深度:2MP |
インカメラ | 13MP | 8MP |
Felica | おサイフケータイ | 非対応 |
オーディオ | デュアルスピーカー | デュアルスピーカー |
セキュリティ | サイド指紋センサー GooglePlayプロテクト | サイド指紋センサー AI顔認証 |
その他 | 3.5mmジャック 防滴ナノコーティング | デュアルSIM+SDカード 3.5mmジャック 耐水滴 |
その他のRedmi Note 9T
Redmi Note 9Tはキャリア扱いの日本仕様。おサイフケータイ、防滴のナノコーティング仕様になっています。
カメラ構成はリアカメラ3眼になっています。カメラ構成は一般的とも言えますがAIカメラでキレイな描写を作ります。
日本版にはSIM構成の記載がないはキャリア扱いのためでしょうか?あえてのシングルSIMかもしれないですね。記載がないのでSDカード対応かもわかりませんでした。グローバル版ではデュアルSIM+SDカードになっています。
またグローバル版ではAI顔認証機能があるのですが、日本版には記載がありません。
その他のRedmi 9T
Redmi 9は6000mAhの大容量ながら、200gを下回る重さになっています。バッテリーが大きいと重くなるところですが、バッテリー容量の割には軽いと言えます。またバッテリーの劣化が少なくバッテリー寿命の劣化を感じるまで約4年ほどと、寿命の長いバッテリーになっています。
規格適合ではないですが、耐水滴仕様になっているので多少安心できます。
カメラ構成はRedmi Note 9Tよりも広角レンズがある分、充実しています。エントリーモデルで、価格考えると充分な内容です。
Mi Watch/Mi Watch liteの発表
日本では未発売のスマートウォッチの発表がありました。Mi WatchとMi Watch Liteの2機種です。ともにGPS搭載となっています。
Mi Watch | Mi Watch Lite | |
価格 | 11,800円 | 6,800円 |
ディスプレイ | 1.39インチ AMOLED | 1.4インチ LCDディスプレイ |
サイズ | 45.9×53.35×11.8mm | 41×35×10.9mm |
バッテリー | 最大16日間駆動 420mAh | 最大9日間駆動 230mAh |
重さ | 32g(ストラップなし) | 35g (ストラップ付き) 21g (ストラップなし) |
ヘルスケア | ワークアウト 心拍数モニタリング 睡眠モニタリング 呼吸トレーニング 血中酸素濃度測定 ストレスレベル測定 | 心拍数モニタリング 睡眠モニタリング 呼吸トレーニング |
その他 | GPS/GLONASS コンパス 高度・気圧計 音声アシスタント | GPS/GLONASS |
防水 | 5ATM | 5ATM |
2機種ともスマホとの連携(アプリMi Fit)が出来て、スマホからの通知も可能です。GPS搭載でスマホが無くてもランニングのルートを計測もできます。
価格差5000円ですが、Mi Watchの方が充実した内容になっています。血中酸素濃度が測定できるのは良いですね。アウトドアなどでは高度・気圧計があるのも安心できます。
そして価格のインパクトがあります!これだけの機能が付いてMi Watchで1.2万円。Mi Smart Band5を使ってますが、欲しくなりました。
お約束ですが、Mi Watch/Mi Watch Liteは医療器具ではないことはご留意ください。
まとめ
毎度のことですが、Xiaomi新商品発表会は価格インパクトが凄いです。Redmi Note 9Tの5G対応のミドルレンジスマホが2万円は、他社で実現できるのか疑問です。
ただ、販売がソフトバンク取り扱いというのは、残念です。こういう機種こそSIMフリーで販売して欲しいところです。それでも格安SIM(MVNO)の中で5Gに対応している所が実質ないので、仕方ないとも言えます。大手キャリアの5G対応新プランは数か月先の話ですしね。
今回はスマホよりもスマートウォッチが気になりました。血中酸素濃度はApple Watch 6に搭載された機能ですが、価格は4万円以上します。この機能が付いて1.2万円…いや、欲しくなります!
最近Mi Smart Band5を買ったばかりなので、少し悩みますが買った際にはレビューします。
SIMフリーのRedmi 9Tは2020年2月5日販売です。Amazonでは予約販売中になっています。
AmazonでXiaomi Redmi 9Tを見てみるグローバル版のRedmi Note 9Tの関連記事があります。こちらの方が機種について少し詳しく記載しています。気になる方はご参考にどうぞ。