【2021夏モデル】OPPOで買うべきスマホはどれ?3機種を比較!Find X3 Pro / Reno5 A / A54 5G

スマホの新商品はいくつもありますが、どれを買ったらいいのか?どのスマホが自分に合っているのか?意外と判断するのは難しいです。

今回はOPPOの2021年夏モデルを3機種を比較しながら、どんな人にどの機種が向いているのかまとめてみました。スマホ探しの参考にごらんください。

OPPO2021年夏モデルのスマホ

今期OPPOからスマホは3機種出ています。

  • フラッグシップ Find X3 Pro 全てが高品質!価格も高い 約11万円
  • ミドルハイクラス Reno5 A カメラ押しで万能!価格も抑えめ 約4万円
  • エントリークラス A54 5G お手頃価格。スペックも控えめ 約3万円

価格で言うとFind X3 Proは10万円超えで高価です。その分、現時点の世の中にあるスマホの中でも最高峰の機種です。

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Reno5 AとA54の価格差は1万円程度。性能比には結構差がありますが、共に5G対応となっています。

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2021年夏モデルOPPOスマホの処理能力、SoCの違い

最高のハイスペックFind X3 Proは別格として、Reno5 AとA54には価格なりの差があります。

性能はベンチマークの数値から比較しました。

Find X3 ProReno5 AA54
RAM12GB LPDDR56GB LPDDR4X4GB LPDDR4X
ROM256GB UFS3.1128GB UFS3.064GB UFS2.1
RAM12GB LPDDR56GB LPDDR4X4GB LPDDR4X
チップセット(SoC)Snapdragon888Snapdragon765GSnapdragon480 5G
参考値Antutu
ベンチマーク
74.6万32.5万27.5万
5G対応対応対応

Find X3 Proはどんな使用にもサクサク動くスマホです。挙動についてはまるで問題がありません。多くの方にはオーバースペックになってしまいそうな仕様になっています。

Reno 5Aは一部の処理負荷の高い3Dゲームなどでカクつくことがあるかも知れないですが、それ以外では快適な使用ができます。

A54に関しては、用途を限定した使い方、ブラウジングやSNS程度であれば価格が安い分選択肢になります。

表内の各項について、詳しく解説していきます。

ROM/RAM

ROMもRAMも記録メモリですが、記録する対象が異なります。

ROMは写真や動画、アプリなどを記録するメモリです。

表に記載のUFS(Universal Flash Storage)は読み込みと書き込みの規格です。ナンバリングが大きい程、読み込み/書き込み速度が速くなっています。

RAMはスマホの一時的な処理を保存するメモリです。容量が大きい程、たくさんの処理同時に行うことができます。

RAM容量に書かれているLPDDR(Low-Power Double Data Rate)というのはRAM規格の種類です。

LPDDR5はLPDDR4Xと比較して伝送効率、電力効率が30%程度Upしています。

LPDDR5は比較的上位機種に搭載されていていますが、これは高性能のチップセットにしか対応していないためです。

SoC

スマホの頭脳と呼ばれるチップセットはSoC(System On a Chip)と呼ばれています。

1つの半導体(Chip)の中にモデムや、ルーター、処理を行うCPU、グラフィック処理のGPUなどの部品を搭載したものがSoCです。

Snapdragonは半導体メーカーのQualcomm社が作っているSoCのブランドです。

androidスマホの多くにはSnapdragonが搭載されていて、ナンバリングは性能を表しています。

  • 最高性能の800番台
  • ミドル~ミドルハイの700番台
  • エントリー~ミドルクラスの600番台
  • エントリークラスの400番台

Snapdragonのナンバリングを見ると性能がイメージしやすくなっています。

Antutuベンチマーク

スマホの性能を数値化するために中国企業が作ったのがAntutu社です。今では世界中で測定基準の1つとして採用されています。

点数の一般的なイメージとしては以下の様になっています。

  • 45万以上 ハイスペック どんなシーンでもサクサク利用できる
  • 30万以上 ミドルハイ 一部の3Dゲームなどを除き快適に利用できる
  • 20万以上 ミドル ゲーム、動画視聴でカクつくことがある
  • 20万未満 エントリー ブラウジング、SNS程度ならOK!挙動がモッサリする

Find X3 ProはOPPOを代表するフラッグシップ機だけあって、処理能力は極めて上質。その分お値段も10万円越え。

負荷の高い特殊なことはしないのならば、Find X3 Proの半額以下で買えるReno5Aは充分魅力的なスペックです。

前作Reno3Aでは前々作RenoAより、スペックを落として作られたことが一部で話題になっていました。

しかし今期発売のReno 5Aはスペックを上げた仕様になっています。しかも、スペックを上げつつも販売当初の価格はReno3Aと同じで価格据え置きなのが魅力です。

2021年夏モデルOPPO スマホのカメラ

スマホでよく使う機能と言えばカメラです。頻繁に使うからこそカメラ性能も良いものを選びたいものです。

OPPO Reno5Aは「カメラで選ばれたい5Gスマホ」というキャッチコピーのスマホ。もともとカメラの評判が良いOPPOの自信を感じます。

では機種ごとのカメラのスペックを見ていきましょう。

Find X3 ProReno5 AA54
アウトカメラ50MP(広角)
50MP(超広角)
13MP(望遠)
3MP(顕微鏡)
64MP(メイン)
8MP(超広角)
2MP(モノクロ)
2MP(マクロ)
48MP(メイン)
8MP(超広角)
2MP(モノクロ)
2MP(マクロ)
インカメラ32MP16MP16MP
撮影モード写真、夜景、動画、
ポートレート、
アウト/イン同時動画撮影、
スローモーション、
タイムラプス、
映画, エキスパート、
パノラマ、
テキストスキャナー、
顕微鏡、ステッカー、
Google Lens
写真、夜景、動画、
ポートレート、
アウト/イン同時動画撮影、
スローモーション、
タイムラプス、
映画, エキスパート、
パノラマ、
テキストスキャナー、
顕微鏡、ステッカー、
Google Lens
写真、夜景、動画、
ポートレート、
スローモーション、
タイムラプス、
エキスパート、
パノラマ、
テキストスキャナー、
Google Lens

スペック表だけ見ると、Find X3 ProとReno5 Aの違いが無い様に見えます。

実際に最大画素数は半額以上安いReno 5Aの方が大きいし、撮影モードも同じ!Reno 5Aが良いね!

とは、ならないのがFind X3 Proの凄いところ。

Find X3 Proのカメラが凄い理由

アウトカメラの構成は他の機種と同じ4眼カメラになっています。何が違うのか?

①イメージセンサーIMX766を2基搭載

注目は50MPが2基搭載されているところです。50MPのセンサーはSONYとOPPOが共同開発したIMX766というもの。

IMX766は画像を描写するセンサーサイズが大きいのが特徴です。センサーサイズは大きい程、画像の再現度はキレイになります。

この主役であるIMX766のメインカメラセンサーが2基搭載されています。この同じセンサーに広角と超広角レンズを付けています。

画質の良い一眼カメラは大きなイメージセンサーにレンズを付け替えて写真を撮ります。これと同じように、大きなイメージセンサーのIMX766に広角と超広角のレンズを付け替えることで画角が違っても同じクォリティの写真が撮れます。

②手振れ補正は光学OISが搭載

広角レンズには光学手振れ補正(OIS)がついていています。

手振れ補正には、EIS(電子手振れ補正)とOISがあります。EISでは画角が狭くなり画像を合成してブレを補正しているので画質は少なからず低下する傾向がありますが、OISはレンズ自体で振動を抑えているので画質の変化が少なく高画質が保たれます。

③写真の端の歪みを補正

以外と気が付かないのですが、スマホの写真は端にいくに連れて画像が歪んでいます。集合写真の端の人などは結構歪んで写っています。

スマホで直線を撮ってみると、歪んでいることがわかります。この歪みがレンズで修正されているので、見たままの画像が撮れます。

地味に感じるかも知れませんが、パソコンなどで写真を見る方には嬉しい機能です。

スマホの良いカメラって何?

「良いカメラのスマホが欲しい!」

よくあるニーズですが「スマホの良いカメラ」の基準はあいまいで、ホワっとしてます。

好みはそれぞれあるので誰しもが思う基準は難しいですが、僕の良いカメラの基準はこんな感じです。

スマホの良いカメラとは…以下の5つを満たしたものです。

  • センサーサイズが大きい
  • 強力な手振れ補正が付いている
  • レンズの歪みがない
  • 広角で撮れる
  • 画像処理エンジンが優秀

Find X3 Proは上記に加えて写真のカラー描写も素晴らしいものを持っています。これについてはディスプレイの項で後程、解説いたします。

Reno 5Aのカメラは良いの?

Find X3 Proは価格からしても別格ですが、Reno 5Aも充分なカメラを搭載しています。スマホのカメラはスマホで観るのが一般的。

日常の写真であればReno 5Aのカメラもスマホで観るとFind X3 Proとの違いを大きく感じないかも知れません。

①超高解像度モードで1億画素相当で撮れる

「高画素数=良い写真」ではないですが、高画素で精細な描写ができる場合にはトリミングをするときに便利です。

例えば、撮りたい被写体の横に要らないものが写り込んだとき、不要なものをトリミングで切り取って拡大しても画像の劣化が少ないまま切り取れます。

カメラ自体は最高64MPですが、複数カメラで合成して1億画素相当の写真を撮る事ができます。

②AIを使ったシーン選別が優秀

動画撮影でもAIで光の量を識別して自動で明るさを調整してくれます。夜景や逆光でも鮮明な描写を自動でしてくれるので、取り逃しがありません。

また夜間のライトを玉ボケで撮影できるので、一眼カメラでしか取れなかったような写真が撮れます。

AIのおかげで画像処理は最適シーンの設定で撮れるので便利です。

③電子手振れ補正(EIS)で手振れも吸収

光学式ではないですが電子手振れ補正が付いているので、揺れを吸収してくれるので動きながらの撮影にも有効です。

A54はどんなカメラ?

A54も他の機種と同様、4眼カメラで広角、AI画像処理が付いていて機能としては充分です。

1億画素相当の超高解像度撮影が出来るのはReno 5Aと同じですが、Find X3 Proはもちろん、Reno 5Aと比較すると無難な仕様と言えます。

カメラで選ぶならReno 5Aをおススメします。

OPPO夏モデル、ディスプレイなどの比較

3機種のディスプレイなどの違いを見ていきましょう。3機種の一番良いものに青字を付けてみました。

Find X3 ProReno5 AA54
サイズ6.7インチ6.5インチ6.5インチ
重量193g182g190g
バッテリー4500mAh
急速充電65W
4000mAh
急速充電18W
5000mAh
急速充電18W
ディスプレイ画面占有率: 92.7%
解像度: 3216 x 1440 (QHD+)
リフレッシュレート:
最大120Hz
約10億色(10bit)
コントラスト比: 5,000,000:1
通常時の最大輝度: 800nit
パネルタイプ: AMOLED (LTPO)
画面占有率: 90.0%
解像度: 2400 x 1080 (FHD+)
リフレッシュレート:
最大90Hz
1677万色(8ビット)
コントラスト比: 1500:1
通常時の最大輝度: 550nit
パネルタイプ: LCD (LTPS)
画面占有率: 90.5%
解像度: 2400 x 1080 (FHD+)
リフレッシュレート:
最大90Hz

コントラスト比: 1500:1
通常時最大輝度: 550nit
パネルタイプ: TFT-LCD
セキュリティディスプレイ指紋認証
顔認証
背面指紋認証
顔認証
側面指紋認証
顔認証
その他防水防塵(IP68)
NFC対応
防水防塵(IP68)
NFC対応
おサイフケータイ
3.5mmイヤホンジャック
NFC対応
3.5mmイヤホンジャック

やはり価格の違いがある分、当然とも言えますがFind X3 Proが圧勝です。

指紋認証が3機種とも違うのは面白いところです。Reno 5Aの背面指紋認証は顔認証が出てくる以前に良くあった認証方法ですが、最近ではあまり見ません。一番多いのはA54の側面指紋認証です。

ディスプレイ指紋認証は有機ELディスプレイでないと搭載できないので比較的高級スマホにある機能です。

マスクで顔認証が機能しない場合には指紋認証になります。慣れの問題もありますが、頻繁に指を置く位置なので可能なら店頭で確認することをおすすめします。

僕は背面指紋認証からディスプレイ指紋認証(と顔認証)へ機種変更した時、違和感がありました。1週間程で慣れましたが、今回Reno 5Aはに採用されている背面は自然に指がおかれる場所なので認証の位置としては違和感なく便利だったな、と思います。

A54とReno5Aのディスプレイ

A54は価格が一番安く、バッテリーが大きいことが特徴です。

ディスプレイに関してですが、Reno5AのLTPS(多結晶低温ポリシリコン)も、A54のTFT(非結晶シリコン)も同じ液晶タイプのディスプレイです。

LTPSはTFTと比べて電気を通しやすいため、液晶の反応速度が速いという特長があり、動画をくっきり表示することができます。

Reno5Aの方がディスプレイとしては良い仕上がりになっています。

Find X3 Proのディスプレイ

Find X3 Proは10億色を再現できるAMOLED(有機EL)のディスプレイを搭載しています。これは描写力の高いカメラとの相性も良く、スマホ画面でキレイな写真を再現できます。

有機ELは液晶よりも発色がキレイで黒の再現が優秀です。消費電力も少なく滑らかな映像を楽しめます。唯一と言えるデメリットは、画面の焼き付きが発生しやすいことです。

リフレッシュレートも120Hzで非常に滑らかです。リフレッシュレートが高いと消費電力も大きくなりますが、表示させている画面を判断してリフレッシュレートを自動判断するLTPO機能が搭載されています。

リフレッシュレートとは
リフレッシュレートとは、1秒間に何回画面を描写するかを表す単位です。120Hzでは1秒間に120回、画面を描写しています。 描写回数が少ないとカクカクした動き、描写回数が多い程滑らかな動きになります。 LTPO搭載のスマホでは、表示させているもの(テキスト、静止画、動画など)を判断してリフレッシュレートを調整してくれます。動かない静止画の場合、高リフレッシュレートは不要なので、消費電力のを抑えるために、リフレッシュレートを自動的に減らしてます。

また、色彩の再現力があるので、色覚に特徴のある方にも最適な色表現ができるよう色相テストの結果に基づいた色補正ができるようになっています。

Find X3 Proはどの部分をとっても現在販売されているスマホの中で最高ランクの上質さです。

有機ELのディスプレイは焼き付き現象の懸念がありますが、焼き付け防止対策などが出来ます。焼き付きについては参考記事がありますので、ご参考ください。

関連記事:スマホの有機ELディスプレイ、焼き付きを確認するには?焼き付き防止対策は?1年半利用した有機EL画面を見てみた

また、Find X3 Proはデザインも秀逸です。カメラ部分の滑らかな出っ張りはどのスマホにもない形をしています。

デザインには好みもあるけど、形だけ見て気に入ってしまいました。フラッグシップ機の貫禄を感じました。

OPPO夏モデルのスマホまとめ

購入にあたり価格を考えると比較対象となるのは、3万円程のA54と4万円程のReno5 Aになります。

Find X3 Proは10万円超えのフラッグシップで購入者のターゲットの違うスマホです。

A54 VS RenoA 5

価格差が1万円程なのでA54よりはReno 5Aをおススメします。

Reno 5Aはメインのスマホとして充分な内容です。かつ、カメラ、処理速度、ディスプレイとA54よりも機能が充実している割に価格差も然程大きくないです。防水防塵におサイフケータイ対応は3機種ではReno 5Aだけに付いています。

メインスマホとしてA54を選ぶ理由があまりありません。

A54を選ぶ場合、サブスマホや連絡用スマホとして持つには大きなバッテリー搭載で良いです。スマホの利用頻度が少なく、価格を抑えたい場合にも良い機種です。

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Reno 5Aはおススメです

OPPOはグローバルなスマホメーカーですが、日本市場向けの商品開発も積極的で、「A」が付くRenoシリーズは日本用に開発されたものです。Reno 5Aがおサイフケータイ対応なのもそのためです。

前モデルReno3Aには不足していた処理速度も上げて、価格は据え置き。

買い替えを検討されている方にはおすすめできるスマホです。

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Find X3 Proは?

すべてが上質なフラッグシップ機なので、機能面に問題はありません。価格は10万円を超えますので、購入する方を選ぶスマホではあります。

Find X3 Proが適しているのは、

  • 写真をたくさん撮るので、カメラは最高のものが良い
  • 色彩豊かなディスプレイで動画を観たい
  • 他と被らないデザインのスマホが良い
  • 高価格でも最高品質のフラッグシップ機が好き!  な方です。
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スマホをお探しの方の参考になれば幸いですが、スマホは高い買い物です。なるべくなら安く手にしたいところです。

SIMとセットで買うと単体で買うより安くなる場合も多いです。格安SIM大手3社のスマホ価格を比較した記事がありますので、一度覗いて見てください。

関連記事:新料金掲載!格安SIM3社で実施中のスマホ割引比較 OCNモバイルONE / BIGLOBEmobile / IIJmio