OPPOよりReno5/5Pro発表。価格やスペックは?

日本ではReno3/3Aが発売されていますが、現地の中国ではReno 5/5 Proが発売されました。人気のOPPOからの新作はどんなスマホなのか見てみましょう。

OPPO Reno5/5 Proの価格

執筆時点では中国でも予約販売になっています。

Reno5Reno5 Pro
価格8/128GB 2699元(約4.3万円)
12/256GB 2999元(約4.8万円)
8/128GB 3399元(約5.5万円)
12/256GB 3799元(約6.1万円)

外観はすごく似ています。若干Reno5の方が5 Proより小さいです。画像を見る限りReno5のディスプレイはフラットですが、Reno5 Proはサイドが曲面になっています。

ちなみに日本で販売しているReno3 Aは32,770円(執筆時点Amazon)。ソフトバンク取り扱いのReno3 5Gは68,400円です。

OPPOはモデルによってランク分けがされていて、Renoシリーズはミドルクラスのスマホです。

ランクシリーズ名モデル名
フラッグシップFind XシリーズFind X 2 Pro (auのみ取扱い)
ミドルクラスRenoシリーズReno3 A、Reno A
エントリーモデルAシリーズA73、A5 2020

値段が高くなってしまうフラッグシップよりもミドルクラスのスマホの方が売れていて、スマホ激戦区のクラスと言えます。

Reno5/5ProのSoC、処理能力

SoCとはスマホを動かすCPUやGPU、モデムなどを1つのチップにまとめたものです。Reno5と5Proでは搭載SoCのメーカーが違います。

Reno5Reno5 Pro
SoCQualcomm
Snapdragon765G
MediaTek
Dimensity1000 +
Antutu ベンチマーク302,000522,000

Snapdragonは多くのスマホに搭載されるSoCとして有名です。これまでは安価で、スペックの低いSoCを作っていたMedia Tekが5G向けに開発したのがDimensityシリーズです。Dimensityシリーズはスペックが高目でSnapdragonに引けを取らない処理能力があります。

関連記事:MediaTek製の5G向けSoC「Dimensityシリーズ」搭載機種は?

Reno5 ProのAntutuベンチマーク50万越えであれば、フラッグシップ機に並ぶ性能です。

Reno5のSnapdragon765Gは、Reno3 5Gと同じもの。2世代違うのに同じもの?と少し感じてしまいます。

Reno5/5 Proのカメラ

カメラ構成はReno5/5 Proとも同じです。

Reno5/5Pro共通
リアカメラメイン:64MP
広角:8MP
マクロ:2MP
ポートレート:2MP
インカメラ32MP(Reno5はAF非対応)

共に光学手振れ補正はなくカメラ構成は同じですが、インカメラのAF対応かどうかの違いがあります。ですが、ほぼ違いはないと言えます。最近のスマホカメラはどれも綺麗に撮れますので、差別化するなら機能面も重要です。

Reno5/5 Proからはリアカメラとインカメラの同時撮影が可能になりました。画面半分でリアカメラとインカメラを合成して下の画像のような動画が撮れます。

Reno5/5Proで一番気になるカメラ機能は、夜景での背景ボケが撮れることです。もう一眼カメラのような写真が撮れてしまいます。

もともとOPPOはカメラにも力を入れているメーカー。Reno5/5ProではAIで画像処理を行う機能が充実しています。このAI処理にてReno5/5Proがウリにしているのはポートレートビデオです。

OPPO FDFフルディメンションポートレートビデオテクノロジーシステム(長い…)により、被写体と全体像を最適化して写す機能…正直、レビューなど観ないとわかりません。しかしながら、カメラ機能の充実を感じます。Reno5/5Proでは写真のボケ作りを強化している様に見えます。

Reno5/5Proのディスプレイ、バッテリー

サイズ感、重さはReno5/5Proとも、ほぼ一緒です。

Reno5Reno5 Pro
サイズ6.43インチ
159.1×73.4×7.9mm
6.55インチ
159.7x73.2x7.6mm
バッテリー4300mAh
急速充電65W
4350mAh
急速充電65W
重さ172g
*スターリードリームのみ180g
173g

以下は共通です。

Reno5/5Pro共通
リフレッシュレート最大90Hz 60Hzを選択可
タッチサンプリングレート最大180Hz
パネルOLET 有機EL

急速充電65Wはホントに速いです。5分の充電で4時間使えます。バッテリー容量もそれなりの大容量なので、バッテリーの心配はなさそうです。その上で170g程の重さは軽い方と言えます。長時間触っていると重さも重要です。

1秒間に何度画面を読み込むかのリフレッシュレートは消費電力を抑える60Hzが選択できるのが良いです。

「DESIGNED FOR RENO 」と上部に記載、外観も力の入れ具合を感じます。画像のカラーはスターリードリーム。光によって色の変化するラメっぽいカラーで、Reno5はこの色だけ、8g重くなっています。8g重くする価値があるのか、是非とも実物が見たいところです。

まとめ

中国では12月10日に発表され、12月中旬には発売となるReno5/5Pro。ミドル機ながら、ハイスペック(特にReno5 Pro)でカメラ充実のスマホです。

誰が使っても満足できる仕上がりです。Xiaomiが得意としているコスパスマホと比べると少し価格的なインパクトが薄いですが、重量や、外観へのこだわりはXiaomiのコスパスマホには無いポイントです。

個人的な興味はDimensity1000+搭載のReno5 Pro。どのくらいのサクサク感で、Snapdragon800番台との違いを感じてみたいです。

現時点では開封と簡単な使用感の案内しかないですが、レビュー動画も増えそうです。

日本でも発売されると良いですね。