ミドルクラススマホに新基準、Xiaomi POCO X3 NFC発表。スペックは？

2020年9月7日、XiaomiのブランドPOCOPhoneシリーズに新しいスマホ「POCO X3 NFC」がグローバルモデルとして発表されました。ハイスペックになりがちなゲーミングスマホながらミドルクラスとして、低価格ながら、機能を充分に盛り込んだ仕上がりになっています。スペックを見ていきましょう。

POCO X3 NFCはどんなスマホ？

日本未発売のPOCOPhoneはあまり馴染みのないスマホかも知れませんが、Xiaomiが作るブランドです。

POCO X3 NFCの価格

一番気になる価格ですが、モデルによって以下になってます。

メモリが気になる方も大丈夫、マイクロSD（最大256GB）までサポートしてます。

POCO X3 NFCのSoCとRAM/ROM

まずはスマホの性能部分から。

SoCは５G非対応のSnapdragon732G。730Gの後続として新しくできたSoCです。730GのAntutuベンチマークが27万程度なので処理は改善されています。実際純粋な５Gのエリアは少ないこと、５Gを使った画期的なサービスが誕生していないことを考えると納得の選択です。

POCO X3 NFCのカメラ

次はカメラ構成です。ゲーミングスマホのような印象ですが、カメラ構成も充分です。

メインはSonyのセンサーIMX682を搭載した４眼レンズ。最近ではXiaomiの10周年記念モデルRedmi K30 Ultraに搭載されているものと同じです。カメラレビューの動画がありました。

同じセンサー搭載のRedmi K30 ULTRAとの比較動画もありました。画素数こそ高画素でキレイですが、比較動画を観るとカメラについては、それなりのようです。

POCO X3 NFCのディスプレイ

POCO X3 NFCの特徴は、ミドルクラスながらゲーミングスマホとして充実した機能がある点です。POCO X3 NFCはミドルクラスながら、フラッグシップ機と同等のリフレッシュレート120Hzを搭載しています。普通のスマホでは60Hzなので２倍です。

リフレッシュレート120Hzは１秒間に120回ディスプレイを描写し直すシステムです。これに使われる消費電力が大きいことが難点ですが、POCO X3 NFCでは利用している静止画、ゲーム、動画などを判断し50～120Hzまで調節する機能が付いています。無駄にリフレッシュレートが大きくなることを防ぐ機能が付いています。

またゲーム時に早い操作の反応が求められるタッチサンプリングレートは240Hz。これもフラッグシップ同等のものです。

ゲーミングスマホとして長時間使うための冷却システムも搭載しています。大きなヒートパイプを導入した冷却システムで最大６度の冷却が可能になっています。

バッテリーは5160ｍAhの大容量で10時間のゲーミング、17時間の動画視聴が可能です。しかも33Wの急速充電で65分で100％のフル充電が可能です。

スピーカーもデュアルステレオスピーカー搭載でゲームや動画視聴にも最適化されています。されにスゴイのがスピーカーに詰まったホコリを風で噴き出す「ダスト　ブラスター」です。これでスピーカーのホコリ詰まりも解消！こんな機能、初めて知りました。

まとめ

充実内容のPOCO X3 NFCですが、価格は３万円程度と大分リーズナブル。機能的に怪しい所は見つかりません。ディスプレイが液晶で有機ELでないとか、それなりに重いとか、Snapdragon800番台でない、５G非対応など、最高スペックのフラッグシップ機ではないですが、価格を考えると充分過ぎるスマホです。

価格的なインパクトが大きいPOCO X3 NFC。ゲーミングスマホはフラッグシップのような価格帯が多い中でもミドルクラスを提案した製品はインパクトがあります。前機種のPOCO F2 ProはSnapdragon865を搭載し５万円程度（それでもすごく安いですが…）であったことを考えると、やっぱり安くて「痒い所に手が届く」ようなスマホです。

輸入でも買いたい！という方はチェックしてみてください。

公式HP：https://www.mi.com/ph/poco-x3-nfc/（フィリピン）

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