OnePlusから廉価モデルスマホ発表。OnePlus Nord N10とNord N100の違いを比較してみた

当初はフラッグシップしか作らないと言っていたOnePlusですが、2020年7月にはミドルハイのOnePlus Nordを発表し、2020年10月にはエントリーモデルのNord N100、ミドルレンジのNord N10 5Gを発表しました。どんなスマホなのか、見ていきましょう。

OnePlus Nord N10/N100の価格は?

廉価モデルだけあって価格は抑えてあります。特にNord N100はOnePlusなのか?と思う程の価格です。

Nord N10 5GNord N100
価格£329 約4.5万円£179 約2.5万円

OnePlus Nord N10 5G/N100のSoC

価格からスペックは落としてきているのは、推測できますが、それがどの程度なのか?処理能力に影響するSoCはSnapdragon600番台と400番台でした。

Nord N10 5GNord N100
SoCSnapdragon690Snapdragon460
RAM6GB LPDDR4x4GB LPDDR4x
ROM128GB UFS2.164GB UFS2.1
Antutu ベンチマーク275000150000

Nord N10 5Gは5G対応。Nord N100は5G非対応。5Gが充分に使える環境でもないので5G非対応でも、良いのですが高いスペックの多いOnePlusブランドとしては気になります。ROMのストレージの読み書きに影響するUFSは現時点の最新が3.1のところ、2.1を採用してコストダウンのポイントでもありそうです。

OnePlus Nord N10 5G/N100のカメラ

カメラ構成は以下になります。

Nord N10 5GNord N100
アウト
カメラ
メイン64MP
広角8MP
マクロ2MP
モノクロ2MP
メイン13MP
マクロ2MP
ボケ2MP
イン
カメラ
16MP8MP

Nord N10 5Gのメインカメラは2019年頃にRealmeブランド(OnePlusと親会社が同じ)で良く使われていたセンサーSamsungのS5KGW1が搭載されています。同センサー搭載のRealme X2 Proは2019年当時はカメラの評判が良い機種でした。4眼カメラ構成を見ても充実しています。

Nord N100については、価格なりの構成ですがそれでも3眼レンズ構成になっています。

OnePlus Nord N10 5G/N100のバッテリー、ディスプレイ

安価モデルながらNord N100には5000mAhと大容量となっています。

Nord N10 5GNord N100
バッテリー4300mAh
急速充電30W
5000mAh
急速充電18W
ディスプレイ6.49インチ
IPS液晶
リフレッシュレート90Hz
6.52インチ
IPS液晶
リフレッシュレート90Hz

高価な有機ELディスプレイでなく、液晶を使うことでコストダウンを図っています。ともに急速充電ですが、Nord N100は18W。価格なりとも言えますが、最新のGoogle Pixel 5などは12Wの急速充電なので、それよりも早いです。

リフレッシュレートは1秒間に何度画面を描写するかというもの。高リフレッシュレートは最近の流行りでもあります。90Hzは1秒間に90回画面を描写します。一般的なスマホが60Hzで90Hzから高リフレッシュレートと呼ばれます。数値が高い程ディスプレイの動きが滑らかになります。

OnePlus Nord N10 5G/N100の対応バンド

Nord N10 5G/N100はソフトバンク系(4G:1,3,8)に対応していますが、ドコモ(4G:1,3,19)、au系(4G:1,3,18/26)では不十分です。

Nord N10 5GNord N100
対応バンド5GNR:n1,3,7,28,41,66,78
4G:B1,2,3,4,5,7,8,12,17,20,28,66
4G:B1,2,3,4,5,7,8,12,17,20,28

まとめ

OnePlusが安価なモデルを出すのは、意外でした。Nordシリーズ初のモデル「OnePlus Nord」はミドルハイのスマホで、バランス良く価格もこなれていて「そうそう、これこれ!」と思ったものですが…今回の2機種はOnePlusに必要なモデルか少し気になります。

インドでのハイスペックスマホ市場で人気のOnePlusですが、今回の2機種はアメリカとイギリスでの販売から始めるとのこと。認知を上げるための廉価モデル(特にNord N100)なのかなと思います。特出したものは無いですが、Nord N100は手にしやすい価格です。

OnePlusの特徴としてはOS更新の頻度でもありますが、今回のNordシリーズは1世代前のandroid10ベースのOxygenOSです。同時期に発売されたOneplus8Tはandroid11ベースなので、NordシリーズのOS更新頻度は他のシリーズよりも更新頻度が落ちるのか気になるところです。

今回の2機種を見て、初めてのOnePlusを試したいという方にはNord N100は値段もお手頃なので良いかも知れません。

ただ、Nord N10 5Gを検討するのであれば、2020年7月に発売された「OnePlus Nord」をおススメします。


OnePlus Nord
価格8/128GB £379 約5.2万円
12/256GB £469 約6.4万円
SoCSnapdragon765G
アウトカメラ48MP(メイン Sony IMX586)
8MP(広角)
5MP(深度)
2MP(マクロ)
インカメラ32MP(Sony IMX616)
+ 広角8MP
対応バンド4G:B1,2,3,4,5,7,8,12,17,18,19,20,26
5G:N78

メインカメラも上位機種に搭載されるセンサーで、インカメラは2眼構成です。SoCも今回の2機種よりも上位のもので5G対応です。価格は上がりますが、ミドルクラスのスマホをお探しなら、おすすめです。対応バンドもドコモ(4G:1,3,19)、au系(4G:1,3,18/26)、ソフトバンク系(4G:1,3,8)に対応しています。

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OnePlus NordはAmazonでも販売していました。執筆時点で43,677円でした。海外の出品もありますので販売元もご確認ください。

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