XiaomiよりRedmi初1億画素カメラ搭載のRedmi Note 10 Pro発表。シリーズ比較、違いは?【追記】日本でも発売中!

2021年3月4日、XiaomiからRedmi Note 10シリーズのグローバルローンチが行われました。発表されたのは最上位機種のRedmi Note 10 Proを中心にNote 10、Note 10S、Note 10 5Gの4機種です。

Redmi Note 10シリーズは日本でもヒットしたRedmi Note 9Sの後継機シリーズです。早速内容を見ていきましょう

Xiaomi Redmi Note 10シリーズの価格は?

まずは価格から。Redmiシリーズは比較的価格が安くコストパフォーマンスに優れています。今回も価格的な魅力は大きいです。

Redmi
Note 10 Pro
Redmi
Note 10
Redmi
Note 10S
Redmi
Note 10 5G
価格6/64GB $279
6/128GB $299
8/128GB $329
(3.1~3.6万円程)
4/64GB $199
4/128GB $229
(2.2~2.5万円程)
6/64GB $229
6/128GB $249
8/128GB $279
(2.5~3.1万円程)
4/64GB $199
4/128GB $229
(2.2~2.5万円程)

ROM/RAMにより価格に差がありますが、前機種のRedmi Note 9Sと同程度の価格帯で、購入しやすいです。現時点では日本での発売は発表されていません。

Xiaomi Redmi Note 10シリーズのSoC、処理能力は?

価格も抑えてあるので、フラッグシップのような処理能力はないです。フラッグシップ機はスペックを活かしきれない程の処理能力であることも多いので、実用的な範囲に抑えています。ですが今シリーズでは5G対応が1機種のみと、シビアな内容になっています。

Redmi
Note 10 Pro
Redmi
Note 10
Redmi
Note 10S
Redmi
Note 10 5G
SoCSnapdragon
732G
Snapdragon
678
Helio
G95
Dimensity
700
5G非対応非対応非対応対応
(参考)Antutu
ベンチマーク
283000218000292000289000

現在の最高レベルのベンチマークは700,000程度なので、どの機種もミドルクラスの処理能力になっています。ベンチマークではRedmi Note 10が一段落ちますが、通常利用には問題ありません。

発表はグローバル市場向けのものですが、3機種が5G非対応なのも最近では意外です。5Gインフラが未整備な国もある中で、価格面を抑えることができるので、5G対応を外すことは、現実的なラインナップとも言えます。

次はRedmi Note 10 Proの詳細を見ていきましょう。

Redmi Note 10 Proは1億画素のカメラ特化型

今回のグローバルローンチのメインは、Redmi Note 10 Proでした。3万円台の価格で1億画素のカメラが付いています。1億画素スマホといえばXiaomiの日本初上陸のMi Note 10ですが、1年以上前の機種ですが今でも5万円を超える価格です。

スペックは以下になります。

機種Redmi
Note 10 Pro
サイズ6.67インチ
高さ:164mm
幅:76.5mm
厚さ:8.1mm
重量:193g
ディスプレイAMOLED有機EL
リフレッシュレート:120Hz
タッチサンプリングレート:240Hz
バッテリー5020mAh
33W急速充電
リアカメラメイン108MP
広角8MP
マクロ5MP
深度2MP
フロントカメラ16MP

Redmi Note 10 Proのカメラ機能

108MPのメインカメラ

画素数が大きな画像はデータ量も大きいので扱い難い面もありますが、トリミング(拡大)した時の画質の劣化が少ないのは、大きなメリットになります。ローンチイベントの動画ではSamsung A71(カメラ64MP/価格4万円台)との比較が出ていました。

Night mode 2.0

Redmi Note 10 Proでは暗所撮影に強いNight mode 2.0を搭載しています。複数の明るさの画像を同時に撮影して合成し、被写体のディテールを最良の状態で写します。ローンチイベントではSamsung A71との比較画像が出ていました。

その他のカメラ機能としては、長時間露光の撮影モードが6種類、同じシーンでの撮影を合成する写真のクローンが搭載されています。

強化された動画機能

最近では動画もただ撮影できるだけでなく、動画をどう加工できるかが、重要です。Redmi Note 10 Proではマクロ撮影でもタイムラプスや、2度撮影した映像を組み合わせるビデオクローンなど、豊富な機能がついています。公式動画では機能が紹介されています。

Redmi Note 10 Proのその他機能

オーディオデュアルスピーカー
3.5mmヘッドフォンジャック
ハイレゾ対応
耐水・防塵IP53 防雨・防塵(≠対塵)程度
セキュリティアーク側(側面)指紋センサー
AIフェイスアンロック
4G対応バンドB1/2/3/4/5/7/8/20/28/32

残念ながらグローバル発表のRedmi Note 10 Proはdocomo系(B1,3,19)、au系(B1,18/26)はSIMとの相性が良くないです。ソフトバンク系のSIM(4G対応Band B1,3,8)は問題なさそうです。購入を検討の方はご注意ください。

Redmi Note 10/Note 10S/Note 10 5Gのスペック

Redmi Note 10シリーズは4機種がありますが、価格差も大きくないので、5G対応にこだわらない場合には、Redmi Note 10Proがおすすめです。主なスペックは以下になりますが、Note 10S、Note 10 5Gは4月発売予定で詳細が発表されていません。

機種Redmi
Note 10
Redmi
Note 10S
Redmi
Note 10 5G
サイズ6.43インチ
高さ:160.46mm
幅:74.5mm
厚さ:8.29mm
重量:178.8g
6.43インチ6.5インチ
ディスプレイAMOLED有機ELAMOLED有機ELFHD+液晶
バッテリー5000mAh
33W急速充電
5000mAh
33W急速充電
5000mAh
18W急速充電
リアカメラメイン48MP
広角8MP
マクロ2MP
深度2MP
メイン64MP
広角・マクロ
4眼カメラ
メイン48MP
マクロ・深度
3眼カメラ
フロントカメラ13MP未発表未発表

その後、Redmi Note 10 Pro日本版も発売決定!

2021年3月31日より日本仕様のSIMフリー版Redmi Note 10 Proが発売中になっています。日本版の対応バンドは以下の通りです。

4G対応バンドFDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66

docomo系(B1,3,19)、au系(B1,18/26)、ソフトバンク系(B1,3,8)と、楽天モバイル(B3,18)4社のSIMで対応しています。日本版はAmazonでも販売しています。

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まとめ

Redmi Note 10シリーズは4機種が発表になりました。

Redmi Note 10 ProとRedmi Note 10は2021年3月9日にグローバル市場で発売です。日本では3月31日に発売です。グローバル市場ではNote 10SとNote 10 5Gが2021年4月に発売予定です。

シリーズの最注目は1億画素のカメラを搭載したRedmi Note 10 Pro。日本でも3万円台の価格で108MPカメラを搭載し、機能は写真・動画を含め、加工がスマホだけで楽しめる機能が充実しています。1年以上前に発売された1億画素スマホのMi Note 10は現時点でも5万円台で加工の機能はRedmi Note 10Proほどはありません。Redmi Note 10Proは1年での進化の大きさを感じる仕上がりです。

グローバルで発表されてから1か月も経たずに、日本で発売されるとは驚きです。日本市場もXiaomiの販売強化対象になっているようです。前機種のRedmi Note 9Sのヒットが影響していると思われます。

確かに売れ線はミドルレンジの3万円台ですが、フラッグシップのMi 11なども販売して欲しいものです。

公式HP:https://www.mi.com/jp/product/redmi-note-10-pro/specs