2020年10月OnePlus8Tが発売になりました。人気ブランドの新機種で注目度も高いですが、1年前発売のOnePlus7Tや半年前発売のOnePlus8との違いを比べてみました。
OnePlus8Tの価格は?
まずは価格から。価格が無いと比較検討のイメージが付き難いです。今年発売しているOneplus8と比較してみました。
Oneplus8T 2020年10月発売 | Oneplus8 2020年4月 | |
参考価格 (OnePlus フランス公式) | ・8/128GB 599€ 約7.4万円 ・12/256GB 699€ 約8.6万円 | ・8/128GB 649€ 約8万円 ・12/256GB 699€ 約8.6万円 |
価格はOneplusフランスの公式ページを参照しています。
価格的にはOneplus8とOnePlus8Tには大きな差は無いです。発売日が半年違いの2機種は何が違うのか、機能を見ていきましょう。
Oneplus8TのSoCは?
半年の違いではSoCに差が出ていません。1年前の7Tに関しては当時最新のSoCですが、5G非対応だし、ベンチマークを見ると差を感じます。とは言え、処理能力的には7Tは今でも充分で、ハイスペックな性能です。
Oneplus8T 2020年10月発売 | Oneplus8 2020年4月 | Oneplus7T 2019年9月 | |
Soc | Snapdragon865 | Snapdragon865 | Snapdragon855+ |
RAM | 8/12GB LPDDR4X | 8/12GB LPDDR4X | 8GB LPDDR4X |
ROM | 128/256GB UFS 3.1 2-LANE | 128/256GB UFS 3.0 2-LANE | 128/256GB UFS 3.0 2-LANE |
Antutu benchmark | 595000 | 584000 | 482000 |
そもそもOnePlusのナンバリングに「T」が付くモデルはマイナーチェンジモデルなので、驚くような違いはないです。ROMはUFS3.0から3.1になり、読み書きの速度と省電力が向上しています。
OnePlus8Tのカメラ
カメラ構成は以下の通りです。
Oneplus8T 2020年10月発売 | Oneplus8 2020年4月 | Oneplus7T 2019年9月 | |
背面 メインカメラ | 48MP Sony IMX586 | 48MP Sony IMX586 | 48MP Sony IMX586 |
背面その他 | 広角16MP マクロ5MP モノクロ2MP | 広角16MP マクロ2MP | 広角16MP 望遠12MP |
前面カメラ | 16MP Sony IMX471 | 16MP Sony IMX471 | 16MP Sony IMX471 |
Oneplus8よりも8Tのカメラ構成が良くなっています。マクロが強化され、モノクロレンズが付いています。
Oneplus8Tのバッテリー
バッテリーは容量が増えて、急速充電もパワーUpしています。
Oneplus8T | Oneplus8 | Oneplus7T | |
バッテリー | 4500mAh (2,250 mAh x 2) | 4300mAh | 3800mAh |
急速充電 | 65W | 30W | 30W |
Oneplus8Tは、ただ容量が増えただけでなく、2250mAhのバッテリーを2基積んでいて、4500mAhを実現しています。2基に分けることで充電のスピードを上げています。15分で1日分の充電ができます。手元にあるOnePlus7Tの30Wでも「早いな!」という印象なので、65Wの充電効果は絶大です。
OnePlus8Tのディスプレイ
画面サイズは同じ。1秒間に何回描写をするかを示すリフレッシュレートが強化されています。120Hzは1秒間に120回描写するので画面が滑らかに動きます。
Oneplus8T | Oneplus8 | Oneplus7T | |
バッテリー | AMOLED有機EL リフレッシュレート120Hz HDR10+ | 湾曲AMOLED有機EL リフレッシュレート90Hz HDR10+ | AMOLED有機EL リフレッシュレート90Hz HDR10+ |
サイズ | 6.55インチ | 6.55インチ | 6.55インチ |
Oneplus8のディスプレイは湾曲していて柔らかいデザインになってますが、Oneplus8Tはフラットなディスプレイになっています。湾曲していると少し高級感を感じます。フラットにしたのはコストダウンのポイントに思います。
OnePlus8Tのセンサー
Oneplus8Tはセンサーが1つ追加されています。フリッカー検出機能です。
Oneplus8T | Oneplus8 | Oneplus7T | |
センサー | ・ディスプレイ 指紋センサー ・加速度計 ・電子コンパス ・ジャイロスコープ ・周囲光センサー ・近接センサー ・センサーコア ・フリッカー 検出センサー | ・ディスプレイ 指紋センサー ・加速度計 ・電子コンパス ・ジャイロスコープ ・周囲光センサー ・近接センサー ・センサーコア | ・ディスプレイ 指紋センサー ・加速度計 ・電子コンパス ・ジャイロスコープ ・環境光センサー ・近接センサー ・センサーコア |
フリッカーとは蛍光灯など人口光源のチラつきのこと。フリッカーが写真を撮る時に影響することがありますが、これを防ぐセンサーです。
まとめ
Oneplus8から半年後に発売されたOneplus8T。何が変わったのかと言えば、以下のポイントになります。
・バッテリーが4300mAh→4500mAh増量
・マクロレンズ2MP→5MPになり、モノクロレンズが追加された
・撮影のチラつきを防ぐセンサーが追加
・リフレッシュレート90Hz→120Hz
・ROMがUFS 3.0→3.1になった
大幅改善となると、バッテリーの急速充電でしょう。日常的に行う充電なので、これは便利です。リフレッシュレート120Hzはゲーム等では良さそうです。
それなりに機能は向上して、価格が安い(か、同程度)なら今から購入するならOneplus8Tを選ばない理由がないです。気になって方はチェックしてみてください。また、Oneplus8/8Proについての関連記事があります。こちらもご参考ください。
関連記事:透けて撮れるスマホカメラ?OnePlus 8 Pro
Oneplus8T公式:https://www.oneplus.com/global/8t
OnePlusの購入の注意点
OnePlusには中国流通版とグローバル版があります。搭載されるOSが違います。
中国流通版 | グローバル版 | |
OS | Hydrogen OS | Oxygen OS |
中国流通版ではGooglePlayが使えないので、OSをHydrogenからOxygenに変更する必要があります。技適はないですが、変更するとGoogle Playも使える状態になります。
中国流通版はグローバル版に比べて価格が安いので、あえて中国流通版を購入し、OSを自分で入れ替える方もいます。
ただ、販売しているサイトによっては中国流通版のOSをOxygenに変更して販売しているケースもあります。利用には問題ないですが、気になる方はグローバル版を購入しましょう。
また対応バンドはグローバル版は以下になっています。4Gに関してはソフトバンク系(1、3、8)、au系(1、3、18/26)、ドコモ系(1、3、19)に対応していますが、5Gに関しては日本のn77(ドコモ、au、ソフトバンク)、78(ドコモ、au)、79(ドコモ)に対応してません。
4G LTE-FDD | B1、2、3、4、5、7、8、12 、 13、17、18、19、20、25、26、28、29、30、66、71 |
5G | NSA:N2、5、25、 41、66、71 SA:N41、71、2、25、66 |
販売される国に合わせて変更されることがありますので、購入の際は対応バンドも確認しましょう。