Xiaomiの10周年記念モデルを比較。Redmi K30 ULTRAとMi 10 ULTRA、Redmi Note 9Sとの違いは？

Xiaomiの10周年記念モデルは３種類のスマホから出ています。Mi 10 ULTRA、Redmi Note 9S限定色と、今回のRedmi K30 ULTRAです。Redmiブランドは価格設定が安いですが、これだけのハイスペックが安いとは…Xiaomiは他社泣かせの会社です。３機種を比較してみてみましょう。

Redmi K30 ULTRとMi 10 ULTRA、Redmi Note 9Sの違いは？

スマホの処理能力に関係するSoCから見てみましょう。

MediaTek「Dimensity1000+」搭載のRedmi K30 ULTRA

10周年記念モデルと言っても、新色を追加しただけのRedmi Note 9Sと比べると「ULTRA」が付いた2機種のスペック差があります。Snapdragon865は現時点で最新最高のSoCなのでMi 10 ULTRAのベンチマークが高いのはうなずけます。

一方「Dimensity1000+」は、MediaTek製の最新SoC。MediaTekというと、比較的安価なエントリークラスのスマホに搭載される傾向がありました。しかし、Dimensityシリーズは５G対応のハイスペックSoCとして高価なフラッグシップ機並みのベンチマークが出ています。これでMediaTek製のSoCも見直されることになりそうです。

関連記事：MediaTek製の５G向けSoC「Dimensityシリーズ」搭載機種は？

ディスプレイは同じサイズだけど違いは有り

サイズこそ同じですが、Redmi Note 9Sは液晶で、他２機種は見やすい有機ELディスプレイです。この辺に価格差が現れているようです。リフレッシュレート120HｚはULTRA２機種で搭載でヌルヌルとした滑らかな画面表示になります。

またRedmi K30 ULTRAよりMi 10 ULTRAは色彩表現力の高いディスプレイを採用しています。10億色を再現するディスプレイは現時点での最高のディスプレイスペックです。

参考記事：スマホのディスプレイは有機EL?液晶？AMOLED、IPSの違いは？

画素数競争を終わらせたMi 10 ULTRAのカメラ

カメラの良さは価格差が顕著に出ているようです。スマホの価格が高くなるにつれてメインカメラのイメージセンサーのサイズが大きくなっていきます。何よりMi 10 ULTRAはカメラ評価機関のDXOMARKにて現時点の最高得点を獲得しました。画素数はRedmi K30 ULTRAよりも下げながら、イメージセンサーを大型にしたことで高評価のカメラになっています。

Redmi K30 Ultraだけがポップアップカメラです。ポップアップ式はカメラがせり上がる構造のため、ディスプレイ内にカメラのパンチホールを作る必要が無くなります。ディスプレイをさえぎるものがなく、見やすい全画面ディスプレイになります。

一般的にはイメージセンサー（画素数ではないです）のサイズが大きい程、写真はきれいに映ります。

関連記事：スマホの最先端はXiaomi。スマホ史上最高カメラ搭載のMi 10 ULTRA発売。

バッテリーは容量以外にも注目

バッテリーは容量以外にも、注目が必要です。どのくらいの急速充電ができるか？ワイヤレス充電は可能か？などのポイントがあります。

Redmi Note 9Sは大容量ですが、高速充電としては普通です。Redmi K30 ULTRAは58分で、Mi 10 ULTRAに関しては120Wで23分で満充電になります。ワイヤレス充電でも50Wと高速です。

５G対応機（Redmi K30 ULTRAとMi 10 ULTRA）は一般的に消費電力が高いです。また、ディスプレイのリフレッシュレートの数値が大きいと消費電力は大きくなります。

省電力効果としてMi 10 ULTRAはRAMにLPDDR5メモリを採用しています。省電力性と伝送効率が高い部品です。また120Wの急速充電は5分で40％の充電が可能なので問題はなさそうです。

Redmi K30 ULTRAに搭載のMediaTek「Dimensityシリーズ」も省電力が高いSoCです。40分のドラマを17話（＝11時間以上）再生可能とのことで、こちらも利用には問題ないバッテリーのようです。

関連記事：スマホのRAM。上位機種に搭載のLPDDR5とは何か？

Mi 10 ULTRAは結構重い

最近はバッテリーの大容量化に伴い重いスマホも多くなっていますが、200gを超えるものは「重いスマホ」と言えます。大容量5000mAhの「OPPO A5 2020」でも重い方ですが195gに抑えています。その中でもMi 10 ULTRAは３機種の中でも最重量。バッテリーも大きく、機能盛り盛りの影響は重量に出ているようです。

コスパ最高はどれか？Redmi K30 ULTRAの値段は？

価格はRedmi Note 9Sが一番安いですが、スペックを考えるとRedmi K30 ULTRAが一番コストパフォーマンスが良いです。

多くのフラッグシップ機が10万円越えなので、現時点での最高性能のMi 10 ULTRAは充分な安さです。しかし、このスペックをきちんと使いこなす人はどれだけいることか…Redmi K30 ULTRAでも充分すぎる高いスペックです。価格を考えるとRedmi Note 9Sとの差はあまりなく、Xiaomi10周年記念モデルではRedmi K30 ULTRAがコスパ最高です。

まとめ

DXOMARKにて最高評価のMi 10 ULTRAは気になってる人も多いかも知れませんが、ULTRAが付く２機種の10周年記念モデルはグローバル版の販売がないようです。購入は輸入する中国流通版になりそうです。

日本で安心して買える10周年記念モデルは、OCNモバイルONEにて限定販売しているRedmi Note 9Sの新色インターステラグレーです。元々コスパスマホとして人気のRedmi Note 9Sですが、OCNモバイルONEではSIMセットがセール中です。

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この価格だと３機種の中でRedmi Note 9Sが一番コスパの良いスマホになってしまいますね。

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