OPPOの新商品Reno3A発表。スペックは?OPPO新商品発表会【前編】

本日(2020年7月21日)開催のOPPO新商品発表会にて、発表されていた最新スマホFind X2、Reno3 5G の発売日が発表されました。すでに発売されているReno 3Aを加えた今シーズンのラインナップ。3機種の違いについてまとめてみました。

OPPO Find X2 Pro、Reno3 5G、Reno3Aの違い

今シーズンは3機種の展開をしているOPPOですが、それぞれの機種はどう違うのかポイントを絞って表にしました。

Find X2 ProReno3 5GOPPO Reno 3A
発売日2020年7月22日2020年7月31日2020年6月25日
販売auSoftBankSIMフリー
参考価格92,040円68,400円39,800円
SoCSnapdragon865Snapdragon765GSnapdragon665
5G対応×
ディス
プレイ
6.7インチ
・解像度
3168 × 1440
・有機EL
・リフレッシュ
レート120Hz
・10億色高精細
6.55インチ
・解像度2400×1080
・有機EL
・リフレッシュ
レート90Hz
6.44 インチ
・解像度: 2400×1080
・有機EL
カメラアウトカメラ
メイン:48MP
望遠:13MP
超広角:48MP

インカメラ
32MP
アウトカメラ
メイン:48MP
望遠:13MP
超広角:8MP
モノクロ:2MP

インカメラ
32MP
アウトカメラ
メイン:48MP
超広角:8MP
モノクロ:2MP
ポートレート:2MP

インカメラ
16MP
おサイフ
ケータイ
×
防水・防塵IPX68×IPX68

比較で勝る部分に色付けてみました。詳しくは機種ごとに見てみましょう。

Find X2 Pro

さすがのフラップシップ機です。本体機能の前に外観に高級感があります。オレンジはビーガンレザー仕様になっていて、他にはない質感です。もちろん5Gも対応。日本ではauのみ取り扱いです。

処理能力は国内スマホでは最上位のSnapdragon865を搭載。使用時の挙動に不満を感じることはないでしょう。むしろ多くの人にはオーバースペックかも知れません。

ディスプレイも120Hzの高フレッシュレート。フレッシュレートとは一秒間に何回画面を描写する回数のことで、120Hzは1秒で120回描写しています。(通常は60Hzほど)描写回数が多い程、画面が滑らかに動きます。しかも高精細ディスプレイで最大10億色を再現しています。

カメラもメインカメラは他の機種と画素数こそ同じですが、使っているカメラチップが違います。機能的も充実していて、現在販売しているスマホの中でも最高クラスです。スマホカメラの評価をしているDXMARKでは現在3位です。

参考:スマホの良いカメラの基準とは?2020年6月版DXOMARKのスマホカメラTOP5

あえて言うなら、本機はグローバルに展開しているモデルのため、日本独特の「おサイフケータイ」機能がないこと。しかし、NFC機能自体はあるので、使い方によってはスマホのタッチ決済が使えるので、大きな問題ではないかも知れません。

参考:おサイフケータイ非対応でもタッチ決済ができる!Google Payに登録してOnePlus7Tをコンビニで使ってみた。

Reno3 5G

ソフトバンクのみで取り扱いのReno3 5Gは、比較的安価な5Gスマホです。

処理能力も充分、使っていて困ることはないでしょう。ゲームにも充分な対応ができるSoC、Snapdragon765G搭載です。カメラ機能はFind X2 Proには劣りますが、そもそもカメラには定評のあるOPPO、キレイな写真が撮れます。ディスプレイの解像度、リフレッシュレートとも、Find X2 Proには劣りますが、スマホの小さな画面にそこまでの高画質を求めない人も多いでしょう。実用充分なレベルです。

Reno3 5Gもグローバル展開をしている機種ですが、おサイフケータイを搭載しています。しかし、防水・防塵はついていません。安価な5Gスマホという立ち位置で、必要充分な機能のReno3 5G。キャリアのソフトバンク側が売り易い5Gスマホのような印象を受けます。

Reno 3A

3機種の中でもっとも売れると思われるのがReno3Aです。5Gには対応してないものの、現時点の5G環境はエリアも充分でなく、買いやすい値段の非5Gスマホの方が手に取りやすいです。現状SIMフリーは、そもそも5G非対応です。

数年前はスマホに詳しい人が使っていたMVNOも、最近ではごく普通のユーザーもMVNOを使います。こだわりよりも安くて普通よりちょっと便利なスマホは魅力的です。どんなに素晴らしいフラッグシップ機よりも、機能的なエントリーモデルは人気の傾向にあるようです(Apple製品はそうでもないですが)。

「ディスプレイは小さなスマホなら高機能でなくても良い。カメラは進化して前機種のReno Aにはなかった広角レンズが付いて、どのシーンでも問題なく撮れるようになった。防水・防塵、おサイフケータイも付いて充分な機能、これでイイんだよ!」

そう思う方も多いでしょう。しかし、SoCが前回のReno Aよりクラスが落ちている点は気になるところです(Snapdragon710→665)。実際OPPO公式Twitterでも「Play StoreやYoutubeでのスクロールは若干もっさり」とのコメントがありました。

OPPOのTwitterプロモーションのスゴイところは悪い所も紹介している点…しかも、その後に解消法もつぶやいていました。

Play StoreやYoutubeでもっさりを感じる方へ Play Store:設定>動画の自動再生をOFF Youtube:設定>全般>フィードでミュート再生をOFF 上記の設定で多少もっさりが軽減されると存じますが、 よろしければお試しください。 実験端末:OPPO Reno3 A

Twitter OPPO Japanより

SIMフリーだし、Reno 3Aでイイか…そんな気にさせるReno3Aです。

まとめ

3機種ともターゲットがはっきり違っています。スマホを持つどのターゲットも満たすようなラインナップです。それぞれ向いている方は以下のような方です。

Find X2 Proが向いている方:スペック、カメラも最上級。5G対応の美しいフラッグシップ機が欲しい方。

Reno3 5Gが向いている方:フラッグシップ機でなくて良いから安い5G端末が欲しい方。

Reno 3A が向いている方:5Gは不要。SIMフリー端末で防水・防塵、おサイフケータイがあって機能が充実しているものが良い。カメラの広角レンズも欲しいという方。

個人的にはFind X2 Proは気になる機種です。がっつりゲームをするようなことはないですが、写真と高精細ディスプレイは使ってみたいです。ビーガンレザーの触り心地も試したいところです。日本だとauでしか買えないのは少々残念な気もします。

今回書ききれなかったですが新商品発表会でお披露目されたスマートウォッチ「OPPO Watch」、ワイヤレスイヤホンの「Enco(アンコ)」については、後編にて記載いたします。最近の5Gを中心とした中国企業とアメリカの規制問題も少々感じた発表会…その辺にも触れつつ書いてみます。OPPO新商品発表会【後編】をお持ちください。