1月程前にSOUNDPEATS Sonicを買ったばかり。買ってから毎日使っていて、お気に入りのイヤホンです。
それなのにSonic Proを今回購入。
BA型はクリアな高音が得意とされるドライバー。BA型のクリアな音が好みなので購入しました。
さらに音質向上をテストすべくCOMPLYのイヤーピースも購入。
SonicとSonic Pro、COMPLYのイヤーピースの装着後を比較しました。
Amazonで SOUNDPEATS Sonic Pro ワイヤレスイヤホンを見る AmazonでComply(コンプライ) TrulyWireless トゥルーワイヤレス イヤホン向け イヤーピース を見るSOUNDPEATS Sonic Proはどんなイヤホン
まとめると次の3点になります。
- BAドライバーが2基搭載でクリアで、明瞭な中高音が心地良い。
- ワイヤレス充電対応に進化。
- Sonicの基本性能はそのまま。イヤホン単体で15時間再生が可能。
SOUNDPEATSはどんなメーカー?
SOUNDPEATSは中国のイヤホンメーカーです。
初耳の方もいると思いますが、イヤホンをチェックしている方には、お馴染みのメーカーと言えます。Amazonでもストア登録をしていて、価格帯もお手頃で購入しやすいです。
日本最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP」に数々のイヤホンを受賞させています。
SOUNDPEATS Sonic Proの特徴
Sonic Proは「VGP 2021 SUMMER」にて、完全ワイヤレスイヤホン5000~7500円部門で金賞&コスパ大賞とダブル受賞をしています。
音の違いは大きいですが、機能的な特徴は1点の進化を除きSonicとほぼ同じです。
ワイヤレスチャージ対応
Sonicと機能的に進化したのはワイヤレスチャージ対応になったことです。充電はUSB Type-Cでも行えます。
イヤホン単体で15時間再生
イヤホン単体で15時間再生はホントにすごいです。仕事中、一日使っても切れることなく使えます。
聴きたい時に切れちゃうのは、結構ストレスです。Sonic Proのイヤホン単体再生15時間は、完全ワイヤレスイヤホンの中でも最長ランクの再生時間です。
Sonic Proはケース入れると35時間再生が可能。
aptx Adaptive対応
音質と遅延を向上させたコーデックaptx Adaptiveに対応しています。デバイスとイヤホン間の電波状況を判断しデータ量を調整することで、途切れない、高音質を実現したもので、半導体企業のクアルコムが開発しました。
Sonic Proはaptx Adptive対応になっていますが、送信側(スマホなど)もaptx Adaptiveに対応している必要があることは注意点です。
左右同時伝送式で片方でも利用可
SonicはTrueWireless Mirroring対応のため、イヤホンが左右独立して音楽を聴くことができます。左右同時接続はこれまでもTrueWireless Stereo Plus(TWS Plus)がありましたが、スマホなど送信側もTWS Plusの対応機でないと左右同時接続ができませんでした。TrueWireless Mirroringはスマホなど送信側に依存せず、左右同時伝送を実現します。
TrueWireless Mirroringもクアルコムが開発したものです。
Sonic ProとSonicの違いは?
どちらも「Sonic」と名前に付くだけあって、機能的なもの、基本スペックは一緒です。
オレンジの箇所がSonicとの違いです。
Sonic Proのスペック
Bluetooth | Bluetooth5.2/HSP、HFP、A2DP、AVRCP |
チップセット | QCC3040 |
対応コーデック | SBC、AAC、Aptx Adaptive |
最大通信距離 | 最大10m |
バッテリー | 140mAh+400mAh |
サイズ | イヤホン本体:20.5x18.3x27.2mm 充電ケース:61x39x35mm(Sonic:61x38.9x34.7mm) |
重さ | イヤホン片耳:約6g 充電ケース:約47g |
防水レベル | IPX5(あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない) |
ワイヤレス充電 | 対応 |
Sonic Proはワイヤレス充電に対応しています。置いておくだけで充電出来るのは便利!毎日コードを差して充電することを考えるとワイヤレス充電は便利です。
Sonic ProとSonicの最大の違い
SonicとSonic Proの一番大きな違いは、振動盤で音を出す部分、ドライバーの違いです。
一方、Sonicはダイナミック型。
SOUNDPEATS Sonic Proのデザイン
まず、パッケージですがSonicと激似。しかし、ワイヤレス対応のシールが貼ってあり、ちゃんと「SONIC PRO」と印刷されています。
ケースも色以外は同じか?Sonic Proのケースはワイヤレス充電に対応。USB Type Cでも充電可。
イヤホン本体、ケースの色がラメっぽいブラックです。プラスチックで光沢があるけど、指紋が目立つような感じもない。
Sonicも安っぽさは感じなかったけど、Sonic Proもしっかりとした落ち着いたデザインです。
そして付属品たち。Sonic同様、イヤーピースはサイズ違いの3セットにUSB Type Cと取扱説明ガイドと保障案内。
日本語の記載もあります。
Sonic Proの定価が6880円で、Sonicが4980円。その差が1900円。外観はほぼ一緒で、色こそ違いますがデザインには価格差はありません。
もともと安っぽさは無かったので、同じデザインでも気になりません。Sonic Proはケースがワイヤレス充電対応になって、価格差を感じる点です。
SOUNDPEATS Sonic Proのレビュー
手元にSonicがあるので、Sonic Proと比較しながらレビューしていきます。
操作感
これは、Sonicと同じです。評判が良かった物理ボタンは継続。ボタンにはカチっと押し込むタイプなので、操作はわかりやすく、使いやすいです。
操作方法もSonicと同様です。
再生/一時停止 | (左右どちらでも)1回押し |
音量 | アップ:右ボタン2回押し / ダウン:左ボタン2回押し |
曲送り/曲戻し | 送り:右ボタン 1.5秒長押し / 戻し:左ボタン 1.5秒長押し |
受話/終話 | コール時(左右どちらでも)1回押し |
着信拒否 | コール時(左右どちらでも)1.5秒長押し |
音声アシスタント | 右ボタン 3回押す |
ゲームモード | 左ボタン 3回押す |
装着感
装着はこんな感じ。耳から出ている部分も大きいですが、歩いてても落ちたりすることもないです。
結構遮蔽感は強いです。強く差し込まなくても、フィットしていて周りの音が聞こえにくくなります。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)はないですが、なくても大丈夫な印象です。抜くとき、スポっなります。
どのイヤホンにもあり得ますが長時間使ってから取る時、靴下を脱ぐときのような解放感ってありますよね?
シリコンタイプなので耳穴への圧迫感は多少あります。
COMPLY TW ザ ワイヤレスの取り付け
シリコンタイプの圧迫感緩和と音質向上を目的に、低反発スポンジタイプを試してみたくなりました。
せっかく買うんだったら、評判が良いものを!ということで、COMPLYを買ってみました。
こちらはAirPods対応のものに人気があって、音質向上のレビューが多かったので選びました。
実測は 高さ6mm 直径12mm 差し込み口直径4.5mm。Sonic Proの差し込み口は5.5mm。
しかし…AmazonではAirPods用のものより、ワイヤレス用のものは評判が悪いです。評判の悪い理由の多くは耐久性についてでした。
価格は1セットで1650円と比較的お高い割に、脱着時に裂けやすいと言われています。しかし、音については良くなったとのレビューが多かったので、買ってみることにしました。
裂けやすい点に付いてですが、スポンジ部分に触れて引っ張ったりするとやはり避けます。
差し込み口の穴の内部にはゴムが付いていますので、イヤホンへから外す時にはゴム部分を触って外す様にするとスポンジを傷めずに外せます。
今回のレビューのため、付けたり外したりを繰り返しましたが、問題なく脱着出来ています。
また装着時はイヤホンのはめ込み口に対し、斜めにはめ込む用書いてます。
ザ ワイヤレスは高さも短いので、斜めが上手くいかなかったので、差し込みに乗せて押し込むようにして装着しました。
装着も数回行ってますが、問題は無かったです。取説と違いますので、ご参考まで。
耳にはめる時は、スポンジを押しつぶして耳に入れます。スポンジが膨らむまで30秒程待ってから使います。
「スポンジが膨らむと耳穴を圧迫するかもな?」とも思っていましたが、
スポンジが柔らかいのでシリコンイヤーピースの圧迫感もなくて心地良く耳入れできました。
裂けるとのレビューが多かったけど、それでもTW ザ ワイヤレス購入したのは、そのままケースに入れられるからです。
つぶして耳に入れる仕様上、低反発スポンジのイヤーピースは大きいものが多いです。
スポンジが大きいと完全ワイヤレスイヤホンのケースに入らないのですが、COMPLY TW ザ ワイヤレスは薄く小さめのイヤーピースなので、ケースにもそのまま入ります。
完全ワイヤレスイヤホンで低反発スポンジタイプを探している方は、ケースに入るサイズであることも確認してから購入することをおススメします。
COMPLY TW ザ ワイヤレスは概ねケースに入るサイズになっていると思います。
AmazonでComply(コンプライ) TrulyWireless トゥルーワイヤレス イヤホン向け イヤーピース を見る音質
手元にSonicとSonic Proがあるので、その比較。そして今回購入したコンプライのイヤーピース「ザ ワイヤレス」を装着して音がどれだけ変わるかを比較します。
Sonicの音
Sonicは高音域もきちんと鳴っていますが、少しシャリっとしています。ボーカルの明瞭度はSonic Proの様に明瞭ではないですが、埋もれるような事はないです。
Sonicの特徴である低音の鳴りに合わせた音圧。ボンボンとした迫力があります。音の印象に対し強めの圧力を感じます。
ライブ音源を聴くと会場の臨場感、雰囲気(音の再現力)は控えめな印象があります。
Sonic + COMPLY TW ザ ワイヤレスの音
高音域のシャリっとした印象が少しまろやかになりました。ライブ音源の臨場感、ボーカルの迫力は変化なし。ボフっとした圧力と低音の鳴りも少しまとまった印象です。
COMPLYを付けると、より聴きやすくなります。低音域のボフっとした迫力は強まった印象がありますが、違和感はなく自然です。。
Sonic Proの音
BAドライバーは解像度の高いクリアな高音という印象がありますが、一方で高音が耳に刺さって聴き疲れがあったりします。
Sonic Proも高音が多少刺さるのも覚悟していましたが…Sonic Proは高音域でも刺さる感じはありません!
明瞭な音質でSonicでは埋もれていた音も聴こえてきます。
高音中音域、ボーカルが前に出て、ギター、ピアノの響きがキレイです。
ベースやバスドラムの低音域もちゃん鳴っていて聴こえています。Sonicの特徴であった、低音のボンボンした圧力は控えめで、聴き疲れしにくいです。
ライブ音源の臨場感はSonicより感じます。長く聴ける心地良いイヤホンです。
音のチューニングがナチュラルなので、どこかの音を無理に持ち上げている感じがなく、フラットな印象です。
Sonic Pro + COMPLY TW ザ ワイヤレスの音
楽器音の響き方はよりキレイに伸びる様になりました。
一方、ボーカルの伸びる余韻は薄くなった気がします。その代わり自然な声に近い生々しさはあり、息遣いはCOMPLYアリの方が感じます。ここは好みがわかれるかも知れません。
低音域の迫力は増して、控えめな印象だった音圧も感じる様になりました。
Sonic Pro + COMPLY TWが一番良い組み合わせでした。
SOUNDPEATS Sonic Proのまとめ
SOUNDPEATS Sonic ProはBAドライバーを2基搭載した完全ワイヤレスイヤホン。
3行でまとめると以下になります。
- BAドライバー2基搭載で、高中音域良好。ボーカル良し
- 接続はBluetooth5.2で良好、aptx Adaptive対応
- 明瞭な音のフラットタイプ
これにCOMPLYのイヤーピースを合わせて、より好みの音になりました。
そもそもSOUNDPEATS の最高音質と言われるH1にはCOMPLYのイヤーピースが同梱されています。
それならば、Sonic Proにも合うんじゃないか?と思ったのも、COMPLY購入のきっかけです。
やっぱり、BAドライバーは僕の好みの音でした。音が明瞭でボーカルを聴きたい方にはおすすめ出来るイヤホンです。
Amazonで SOUNDPEATS Sonic Pro ワイヤレスイヤホンを見る AmazonでComply(コンプライ) TrulyWireless トゥルーワイヤレス イヤホン向け イヤーピースを見る音質の良さに関しては個人的な印象ですが、尊宅なしに書きました。
比較のため視聴した曲
- This Y’all,That Y’all(Live at 日比谷野外大音楽堂)/SUPER BUTTER DOG
- ディスコの神様 feat.藤井隆/tofubeats
- 僕の果汁/ズットズレテルズ
- The Island of the Day Before/Memory Drawings
- 勿忘/Awesome City Club
- かつて天才だった俺たちへ/Creepy Nuts
- clothing journey feat.Rin音/吉田凛音
全てAmazon Music UNLIMITEDをaptx Adaptiveにて接続視聴。
Amazon Music UNLIMITED見るSOUNDPEATS Sonicのレビュー記事もあります。
【SOUNDPEATS Sonic レビュー】ケース無しで15時間再生が可能な完全ワイヤレスイヤホン