スマホのカメラ？有効画素数とイメージセンサーについて SONY Exmor編

スマホのカメラが良い悪いって何を基準にするのか、判断するのは難しいです。スマホのサイズで見てしまえば、最近のカメラはどれも画像が綺麗です。数値化されているので単純に画素数が多いと写真がキレイに思えますが「画素数＝キレイなな写真」はではありません。写真がキレイな最新のiPhone 11は12MP（＝1200万画素）と画素数は抑えられています。その一方で、XiaomiのMi Note 10は100MP(＝1億画素)と、画素数はスマホにより様々です。また、写した画像を描写を調整するシステムが優秀かどうかも大きい。そして色味には好みがある。何を見てスマホカメラを判断するか…

イメージセンサーを見てみよう

行きつくところは部品です。カメラのどんな部品を使っているか見ることでカメラが良さそうかの参考基準になります。イメージセンサーが全てではないですが、スマホカメラに重要なことは間違いありません。

シェア率50％！SONYのCMOSイメージセンサー

スマホカメラに使われるのがCMOSイメージセンサーでそのシェア率トップがSONYになっています。SONYのCMOSイメージセンサーのブランドが「Exmor CMOS Sensor」です。ちなみにシェア率２位は韓国のSamsung(20％)、３位は米国のOmniVision(11%)。

良く製品ページでも「SONYイメージセンサー」の表記を見掛けます。それだけSONYのイメージセンサーに評価があるからと言えます。では、どんな機種にSONYのイメージセンサーが使われているか、新しいものを中心に型番毎にまとめてみました。

その前に用語などの解説。

• 有効画素数：１枚の画像を何個の点(pixel)で作るかを表す数値。20MP（メガピクセル）は2000万画素のこと。
• センサーサイズ：有効画素数を乗せるキャンパス大きさ。大きい程良い。
• センサーサイズが２つ表記されているもの：１つのレンズで２つのセンサーに描写して、その差からオートフォーカスが強化できるもの。（Dual Pixel、2×1 On-Chip、2×2 On-Chipなど詳しくは公式HPをご覧ください。:https://www.sony-semicon.co.jp/products/IS/mobile/2_2_ocl.html）

SONY Exmor CMOS Sensor搭載機

最近は複数レンズが主流

有名メーカーのスマホの多くがSONY Exmor CMOS Sensorを使っていることがわかります。複数のセンサーを搭載している機種が主流のため、SONYでも力を入れている分野がイメージセンサーです。私が最近入手したOnePlus7TもIMX471（フロントカメラ）、IMX481（超広角）、IMX586（広角）と３種類搭載しています。カメラがキレイなスマホというとGalaxyシリーズも外せません。GalaxyはSONY製と自社グループのSamsung ISOCELLを搭載しています。別の機会にCMOSイメージセンサーシェア率２位のSamsungについても搭載機をまとめてみます。

【2020/5/28更新】Samsung ISOCELLについてまとめました。
スマホのカメラ。　有効画素数とイメージセンサーについて Samsung ISOCELL編