スマホのグローバル企業が中国国内で販売するスマホには、日本で見られないようなアニメとのコラボスマホがあります。今回はOPPOのエヴァンゲリオンスマホ「Ace 2」とVIVOのワンピーススマホ「iQOO Z1」を紹介いたします。
Ace2とiQOO Z1はどんな機種か?
まずはスペックから見てみましょう。どちらの機種も高スペックのスマホです。Ace2はフラッグシップ機並みと言えます。
OPPO Ace2 EVA限定版 | VIVO iQOO Z1航海王定制版 | |
参考価格 | 4399元(66000円程度) | 2498元(38000円程度) |
SoC | Snapdragon865 | Dimensity 1000+ |
RAM | 8GB | 8GB |
ROM | 256GB | 128GB |
アウトカメラ | 48MP(メインIMX586 f/1.7) 8MP(広角 f/2.2) 2MP(ポートレートf/2.4) 2MP(ポートレートf/2.4) | 48MP(メインf/1.79) 8MP(広角 f/2.2) 2MP(マクロf/2.4) |
インカメラ | 16MP | 16MP |
ディスプレイ | 6.5インチ OLED(有機EL) | 6.57インチ LCD(液晶) |
サイズ | 160.0×75.4×8.6mm | 163.97×75.53×8.93mm |
バッテリー | 2000mAh x 2(4000mAh相当) | 4500mAH |
重さ | 185g | 194.78g |
OS | ColorOS 7.1(Android 10) | IQOO UI(Android 10) |
ネットワーク | 5G:n1/3/78 /79 /41 4G(LTE FDD):1/2/3/4/5/7/8/12/17/20 *5GにはSIM1のみ対応。 | 5G:n1/3/41/77/78/79 4G(FDD-LTE):B1/2/3/4/5/8/18/19/25/26 |
対応SIM(4G) | ×docomo(1,3,19) ×au(1,18/26) ◎Softbank(1,3,8) | ◎docomo(1,3,19) ◎au(1,18/26) ◎Softbank(1,3,8) |
OPPO Ace2 EVA限定版
OPPOにはFindシリーズやRenoシリーズのように、ターゲット・ブランドを分けたシリーズがあります。その中で中国本土でのみ展開されているシリーズがAceシリーズです。フラッグシップ機並みの処理性能とカメラが付いています。
OPPOジャパンの公式からTwitterにコメントがありましたが、日本での販売予定はなさそうです。
プロモーションの映像があるのですが、結構力作になってます。
OPPO Shop(中国):https://www.opposhop.cn/products/1499.html
VIVO iQOO Z1 航海王定制版
VIVOは日本ではあまり馴染みのないブランドですが、世界シェアでは6位の企業です。ちなみに5位はOPPO。実はVIVOもOPPOも中国の電子機器企業「歩歩高(BBK)」グループ企業です。グループで見るとBBKは世界2位のスマホ企業ということになります。
iQOO Z1には最新のMediaTek製SoCが搭載されています。比較的安価スマホに搭載されるMediaTek製のSoCですが、現時点でのベンチマークは最高位クラスの処理性能です。カメラの構成、ディスプレイが液晶だったりと、安い理由もありますがコストパフォーマンスの高い機種です。
こちらもプロモーション動画がありました。
VIVO Shop(中国):https://shop.vivo.com.cn/product/10002503
日本で見掛けないスマホ
こうして日本のアニメとコラボしているところを見ると、改めて日本のアニメは人気なのだな、と思います。2機種との現在売り切れのようですが、これらが日本で発売されると…完売するのか、少々疑問ではあります。
日本では中古スマホ販売の有名店イシオスでAce2 のEVA限定版未使用品が売ってました。現時点で(恐らく今後も)日本未発売のためか、12万円台で売ってました。
コラボという事を除いても、今回紹介の2機種は日本未発売のスマホです。グローバル企業から販売されるスマホは日本で売ってないものも多く、スペックの割に安価なものも多いです。部品や技術も新しかったりするので、追いかけてみるとなかなか面白いものです。今後も日本で見ないスマホも紹介していきます。