比較的高価格なスマホには搭載される有機ELディスプレイ。
どの角度から見てもキレイな視野角の広さ(液晶では角度により白っぽくなります)、画面の精彩さ、消費電力効果があり人気です。
スペック表で有機ELはAMOLED、OLEDなどと書かれています。
一方、有機ELのデメリットは画面の焼き付きが起こるため、ディスプレイの劣化が速いと言われることです。
せっかく高価なスマホを買ったのに、劣化が速いのは悲しいものです!
しかし、ディスプレイの劣化を招く焼き付きを抑える使い方がありますので紹介いたします。
有機ELの焼き付きを抑える使い方
有機ELではディスプレイの発光を強くすることで、焼き付きが起こります。
①明るい表示を抑えて使う:画面の明るさ自動調整をオンにするなど、過度に明るくならないように利用します。
②テーマをダークモードで利用する:背景が黒になるダークモード(設定>ディスプレイ Android10以降の機種ならほぼ選択可能です)にします。明るさを使う白表示部分が黒系になるので明るさを抑えらせます。
③画面OFF設定は短め:同じ画面を表示させる時間を短くするため、使っていないときは画面が早めにOFFになるようにします。30秒~1分程度にしておきましょう。
④同じ画面を長く表示させない:ゲーム中など表示中に一部がずっと同じ色になっている部分などが焼き付きやすいですが…ゲーム中は対策しようがないです。長時間の利用に注意しましょう。
何で有機ELは焼き付きが起きるの?
今でも良く使われていた液晶ディスプレイは、カラーフィルターに後ろから光を当てるバックライトを使って色を写します。黒色であっても光源を使うので、暗めの場所でも白っぽい映りになる傾向があります。
これに対し有機ELは色を表現する素子自体が発光するので、バックライトを必要としません。
常に発光している液晶に比べ消費電力が抑えられ、黒(有機ELでは発光しない部分)が白っぽくならず、発光にメリハリがあってキレイな画像になります。
しかし有機ELの発光する素子は劣化が起こるため、焼き付きとなってしまいます。
僕のスマホ1年半程使った有機ELの画面
正直言えば、それほど過敏になる程に焼き付きって起こるかな?と思ってます。
設定、日常の使い方はこんな感じ
- ダークモードは使用せず
- 自動OFFは1分
- 明るさ自動調整ON
- ゲームはほぼやらない
- ブラウジング・SNSがメイン
- 1日の利用は1~3時間程(平均1.5時間程)
- 機種はOnePlus 7T
真っ白表示にして画面の焼き付き状態をチェックしました。
焼き付きは確認できませんでした。
全画面白表示は以下、デンソー(自動車部品のメーカー、上場企業です)のホームページで確認ができます。焼き付きが気になった方はご覧ください。
https://www.denso-wave.com/ja/adcd/mph/j/shiro.html
有機ELディスプレイ焼き付きのまとめ
僕個人の結果としては、焼き付き対策はあまり気にしなくても良い感じでした。
しかし、メーカーの違い、使用頻度は人それぞれなので有機ELディスプレイの焼き付き現象については知っておいた方が良いです。
対策をまとめると以下になります。
- 有機ELディスプレイは高価でキレイなディスプレイ
- しかし素子劣化により焼き付きが起こることがある
- 焼き付き対策は画面の明るさを抑えること
- ゲームをほぼしない、利用が1~2時間/日の場合、1年半使っても焼き付きの影響がない場合もある
買いたいスマホが有機ELディスプレイの場合、それなりに高価な買い物になりますので参考になれば幸いです。
今スマホを探しているなら、SIMとセット買いで探してみてはいかがでしょう?参考記事もご覧ください。
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