スマホのカメラ評価を行うDXOMARKにて、HUAWEI P40 Proを抜いて1位となったスマホがXiaomiから2020年8月に発表されました。それがXiaomi Mi 10 ULTRA。Xiaomi10周年記念モデルとなるフラッグシップです。どの辺が最先端なのか見てみましょう。
Xiaomi Mi 10 ULTRAのカメラ
何と言ってもカメラ性能が凄い。光学10倍はいくつかのフラッグシップ機にも搭載されていますが、デジタルズームは最大120倍です。イメージがわかないと思いますが、以下が120倍です。
一体、いつ使うのか(実用レベルかどうかの問題もありますが)わかりませんが、なんだかわくわくします。
そして何より気になったのが、画素数です。Xiaomiと言えば世界発の量産型1億画素のスマホ「Mi Note10」を作ってから、「Mi 10 /Mi 10 Pro」とフラッグシップ機に1億画素のカメラを搭載していました。
1億画素はXiaomiの得意とする仕様と思われていましたが、今回Xiaomi10周年の記念モデルから1億画素のレンズを外し、4800万画素のメインカメラを搭載しています。その結果、Mi 10 ULTRAがDXOMARKでの過去最高評価になりました。
これはスマホカメラの高画素ブームの終焉と言えます。
良い写真とは画素数では無い!
これが1億画素のスマホカメラを得意としていたXiaomiが出した答えなんだと思うと、感慨深いです。一眼などのカメラの世界では「高画素よりセンサーサイズに対して適切画素数」と随分前から言われていた話ではありますが…
Zoomテストの動画がありました。10倍は光学なので良さそうですが、30倍までは実用的に見えます。さすがに100倍は「あ、見えるね!」という感想の画質になるようです。
Mi 10 ULTRAのハイスペック
あとはもう、ひたすらにハイスペックが盛り込まれています。
- 最新Snapdragon865搭載で最高の処理能力
- RAM LPDDR5高速メモリ・ストレージ
- 6.67インチ有機EL 120Hzリフレッシュレート
- 10億7000万色を再現するディスプレイ
- 大容量バッテリー4500mAh
- 最大120W有線高速充電は23分で満充電
- ワイヤレスでも50Wの高速充電
- 重さは仕方ない221.8g
- もちろん5G対応
参考:スマホのRAM。上位機種に搭載のLPDDR5とは何か?
高速充電:最近発表されたGoogle Pixel 4aは最大18Wで高速充電と言っている。120Wを同じ「急速充電」と呼ぶのは少々気が引けます…実際「Xiaomi Mijiao Technology」という名前が付いています。
重さ:最近はバッテリーの大型化に伴い重い機種も増えています。最近の重い基準値は200gくらいに思います。なのでMi 10 ULTRAは大分重い部類に入ります。
発売は中国国内のみ
これだけの最高水準が揃ったスマホ。気になった人も多いと思いますが、グローバル版の販売は無さそうです。参考までに価格は以下の通りです。
- RAM12/ROM256GB 5999元(約93,000円)
- RAM8/ROM256GB 5599元(約86,000円)
- RAM8/ROM128GB 5299元(約82,000円)
日本で販売しているフラッグシップ機は10万円超えているので、意外と高くない、むしろ安い印象です。
まとめ
うっとりするような現時点の最高峰を表現したようなXiaomi Mi 10 ULTRA。この機種を後追いする研究があって、スマホの新しいベーシックができるように思います。何よりスマホの高画素競争がここで終焉を迎えた気がします。カメラは良い方向にもっと進化していくことでしょう。
本記事のリソースは以下です。
公式HP Mi 10 ULTRA:https://www.mi.com/mi10ultra
DXOMARK:https://www.dxomark.com/xiaomi-mi-10-ultra-camera-review/
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