日本のスマホメーカーは世界規模?Xiaomi、OPPOとは?

スマホの世界のスマホシェア上位に日本企業はいない

2019年10~12月のスマートフォンシェアランキングは以下のようになっています。

Apple 18%

Samsung 18%

Huawai 14%

Xiaomi 8%

vivo 8%

OPPO 8%

Lenovo 3%

その他 23%

出展Counterpointより

有名な話ではありますがスマホシェア上位に日本企業はいません。 iphoneのapple、galaxyのSamsungは日本でも大手キャリアが取り扱いをしていて、新商品が発売される時期にはCMも良く見掛けます。3位のHuawaiもスマホではおお馴染みの企業ですが、現在はアメリカからの規制対象になり、Googleとの取引を制限されている状態ですが、現状3位です。4~6位は横並びでXiaomi(シャオミ)、vivo(ビボ)、OPPO(オッポ)と中国企業が続きます。実績もあって多くの人に支持されているスマホメーカーは中国企業が多いです。かつての「安かろう、悪かろう」のイメージを払拭する中国企業も今では多くあります。では、XaomiやOPPO とはどんな企業なのでしょうか?

Xiaomiってどんな会社?

2010年創業と比較的若い企業ながら「中国のアップル」などと呼ばれることのあるXaomi(シャオミ)。低価格、高品質のスマホをオンライン販売し、SNSでのプロモーションで成功した。当初は製品作りの過程も公開し顧客からの意見・反応を素早く取り込むことでファンを増やした。その後はインド、東南アジアなどで販路を拡大。スマート家電なども生産し、スマホとの連携も提案している。日本での展開は2019年12月からと最近のこと。1億画素のカメラ搭載スマホ「mi note 10」を販売して話題に。現在はアマゾン、楽天とオンラインでの販路のみだが、2020年7月にはauにて5Gスマホ「Mi 10 Lite」の取り扱いが開始予定。

OPPOってどんな会社?

実はシェアランキング6位vivo(ビボ)と7位のOPPO(オッポ)は中国電子機器メーカー「BBK(歩歩高電子)」のグループ企業。BBK傘下には高級路線の「OnePlus」、廉価な「Realme」、「imoo」があり、計5社のスマホメーカーを有する。OPPOはデザインを強化したオーディオプレーヤーを作成していたが、2011年にQWERTYキーボード搭載したスマホでスマホ市場に参入。Xiaomiとは逆に実店舗での販売を強化し2016年には中国スマホ市場で1位となった。その後はXaomi同様、東南アジアなど海外展開によりシェアを伸ばした。日本においては量販店、スマホキャリアでの販路を拡大。2019年には指原莉乃さんをCMに起用した「Reno A」を販売しヒット。Reno(リノ)という商品名は元々付いていたもので、指原さんに合わせたわけではない。

中華スマホの日本参入は控えめ?

企業規模に比べると日本での知名度は低いと言える中華スマホ。日本でのモバイル製品はガラパゴス化と言われ、日本独自に発展した機能(絵文字、ワンセグ、着うた、防水など)が受ける時期がありました。これらの機能はグローバル展開のスマホにはあまり無い機能です。OPPOがCMを打った「Reno A」は日本人が好みそうな機能(おサイフケータイ、防水など)を付け、手頃な価格と機能性で「Reno A」はヒット商品になりました。Xaomiについてはオンライン販売のみ(2020年4月現在)で、まだまだ様子見のようです。グローバルと異なるニーズを持つ日本よりも後進国での販売に注力したことも自然な流れと言えます。

今後の中華スマホはどうなる?

Huawaiのバックドア問題(米国より利用者情報の抜出が可能な仕様になっているとの指摘と制裁があった)があり、Googleが使えない端末がHuawaiから販売されるようになると通信キャリアもGoogleが使える端末を用意したくなるもの。今のところバックドア問題のないOppoやXaomiは今後通信キャリアでの取り扱いが増えてくると思われます。中華スマホには日本ではまだ取り扱いのない機種も多くあり、その中にはアップルのiphoneをスペックで凌駕するものもあります。しかも値段はiPhoneの半額くらいで買えたりします。中国メーカーは新機能の開発にも積極的で、これから高速通信、低遅延の5G端末が中華スマホで販売されます。そろそろ買い替えを検討される方はXiaomiやOppoなどの中華スマホも検討してみてはいかがでしょうか?